2023年9月 中国大連旅

中国の大連は以前、仕事の関係で滞在していたことがあるのですが、それも10年以上前の話。私用もあったので久しぶりに大連に行きます。


ビザを取らないと

実は2020年1月に中国大連に行く予定で飛行機のチケットも取っていたのですが、コロナの蔓延により中止したという経緯があります。そのときは、しばらくしたら落ち着くだろうと考えていたのですが、全然落ち着かず、中国への渡航自体ができない状態が続きました。

そして2023年3月から観光でもビザが必要なものの渡航できることに。7月ごろまでは仕事で忙しい状態なので、9月に大連に行くことにしました。

ただ、観光ビザを取るのもかなり大変そうです。申請から取得の流れとしてはこんな感じ。

  • Webサイトで申請用の書類を作り、
  • ビザセンターの予約を取って、
  • 予約日に申請に行き、
  • 数日後にビザセンターに受け取りに行く。

※中国ビザセンターのサイト
https://bio.visaforchina.cn/TYO3_JP/qianzhengyewu

中国の観光ビザを取得する

申請書の記載方法を調べてWebサイトからビザ申請を行いますが、入力項目が非常に多い。利用するフライトやホテルも記載しないといけないので、当然、事前に飛行機やホテルの予約も済ませておく必要があります。

申請用の写真もかなり規定が細かいので、Photoshopでサイズとか余白とかを調整してなんとか作成します。

Webサイト上で入力を進めて、写真やらなんやらのアップロードをしてから、やっとビザセンターの予約画面まで辿り着きました。

案の定、混んでおり、予約可能な日時が限られています。とりあえず直近で空いているところを押さえます。

そして予約した日時に有明のビザセンターへ。

右側に見える有明フロンティアビル内にビザセンターがあります。正面は東京ビックサイト。

有明の中国ビザセンター

ビザセンターでの申請は、大きく下記の2ステップです。

1.受付カウンターで必要書類が揃っているかチェック
2.窓口で申請手続き

まず受付カウンターでの書類チェックのために並びます。20分ぐらい並んで受付カウンターへ。

申請書類の1ページ目が無いという指摘をされるも、印刷してくれるみたいので良かった。(が、実は良くなかったことが、その後の窓口での手続き時に判明します)

書類が揃っているかをチェックした後、窓口で申請手続きするための整理券(番号付き)を渡されます。

銀行の窓口とかと同じイメージで、天井からぶら下がっているモニターに自分の番号が表示されるのをひたすら待ちます。

が、番号の進み具合から見て、かるく3時間以上はかかりそう…。このあたりは事前に調べていた情報どおりなのですが、やっぱり待つのかという感じ。ビザセンター内にたくさん椅子があるので、座って待つこともできるんだけど、近くのマックに行って昼を済ませたり、少しぶらついてから戻ることにします。

戻ってきてからも30分ぐらい待ってやっと窓口へ。

書類一式を確認していく、、と思ったら、いきなり「1ページ目が無い」と言われました。あれ、さっき印刷してくれるって言ってたのに。

どうやら「自分で印刷して準備しておくように」という話だったみたい。窓口の人から「後ろのカウンターで係員が印刷するので、そっちに行って1ページ目をもらってきて下さい」と言われました。

後ろのカウンターというのは、はじめに受付したカウンターのことです……。言われたとおりに1ページ目を印刷してもらい(料金20円)、先ほどの窓口に戻ります。書類のチェックの続きを行い、顔写真を撮影したり、指紋を取ったりした後、ビザ受け取り用の書類をもらって退出。窓口の人は基本的に親切でした。

申請した日が火曜で、受取日は翌週月曜。土日を挟んで4営業日目です。受取時に支払う費用は8,500円とのこと。とりあえず申請は完了です。

予約したホテルがまさかの

申請も終わってひと安心。さすがに単なる観光ビザの申請が却下されること無いだろうし、あとはコロナに気をつけなければ、などと思っていたところ、何気なく見ていたSNS上で「中国でホテルにチェックインしようとしたら、外国人は宿泊不可と言われた」という投稿を発見。

ちょっと不安になって、Agodaで予約したホテルのページを見てみます。画面をスクロールして下の方にいくと、なんとこんな記載が……。

「当施設は、中国本土国籍のお客さまによる宿泊予約のみを受け付けております。チェックイン時に中華人民共和国発行の身分証をご提示ください。」

え、ダメじゃん。

でも、Agodaで普通に予約できたし、予約完了のメールも来てたのに。

と思ってそのメールを見たら、、あれ、、書いてあるじゃないか。。なんでここだけ英語なんだ。

完全に見落としていました。ホテル取り直さなきゃ……。

あれ、でもビザはどうなるんだ?申請時に宿泊先として記載しちゃってるし、ビザセンターの窓口の人もホテルの予約受付メールのコピーを見ながら氏名とか日付も細かくチェックしてたよな。それに入国カードにもホテル名を書かないといけないよな。入国カードとビザの申請内容でホテルが異なってたらマズイんじゃないか。ビザセンターに言ったほうがいいのかな……。

等々、悩んだのですが、余計なことを言うとまたややこしくなりそうなので、ホテルを取り直すのみであとは知らないことにします。

すぐに予約していたホテルをキャンセルして、またAgodaで探します。ただ、お手頃なところは中国の会社が運営するホテルでいずれも外国人は宿泊できなさそう。

じゃあ日系や外資系なら大丈夫だろうと思い、下記を予約しました。

  • ホテル ニッコー大連(大連日航飯店)2泊
  • フレイザー スイーツ大連 (大連輝盛閣国際公寓) 4泊

全部で6泊。本当は日系以外がよかったのですが、なんかあっても確実に泊まれそうなところという意味で、まずはニッコー大連に宿泊し、その後フレイザースイーツに移るというプランです。

フレイザーはシンガポールの会社が運営するホテルです。以前、シンガポールで系列のホテルに泊まったことがあり、とても良かったのでこちらを選びました。

予約もより確実にするために、各ホテルの公式サイトから手配しました。金額もAgodaと変わらないか、ちょっと安かったかも。

これでホテル問題は解消です。たぶん。
※その後も問題なかったです。

ビザ受け取りへ

ビザの受取日以降に有明のビザセンターに行きます。
24人待ちとなってましたが、20分ぐらいで呼ばれたかな。

有明の中国ビザセンター

クレジットカードで料金を払って、中国のビザが発行されたパスポートを受け取って完了です。

これで予定どおり9月に大連に行くことが確定しました。よかった。

コロナの検査は…

それから渡航にあたってはコロナウィルスの検査も必要とのことなので、近所の薬局で検査キットを買ってきました。ただ、あくまでも自己申告制で陰性を証明する書類までは不要みたい、なんですが、、

検査キットを買ってきた翌々日に「検査は不要になりました」との公式発表が…。

タイミングが悪すぎでしたが、まあ不要になったのであればそれはそれで良しとするしかありません。

出発前に振り回されまくっている感がありますが、とにもかくにも久々の中国に出発です。