ウズベキスタン旅行 (1)
タシケントをぶらつきます
翌朝、まだ暗いうちに目が覚めました。時計を見ると7時過ぎぐらい。ウズベキスタンの日の出の時刻は12月下旬から1月上旬だと8時前後のようです。日本より1時間ぐらい遅い感じです。
朝食付きなので1Fのレストランへ。外もまだ薄暗いし、店内も照明の関係なのか薄暗い。お客さんも1組しかいなくてガラガラです。
でもブッフェ形式の料理は種類がとても豊富で、フルーツやナッツ、ヨーグルト、お菓子なんかもあって見た目も賑やか。朝から楽しくなります。ナッツは10種類ぐらいありました。


ホテルの外観。公園に隣接していることもあって木々に囲まれています。

お昼前ぐらいにホテルを出て、街をぶらつきに。途中で見かけたお店では日本のマンガのコーナーもあったり。

2025年は巳年。これはウズベキスタンでも共通なんだと初めて知りました。干支なんかもシルクロードで中国から伝わったようです。

飲み物を買いにコンビニ的なお店に入ったところ、クレジットカードも普通に使えました。というか、買い物している人の多くはクレジットカードで支払ってました。
レジの人が話しかけてきて「日本のヤクザとワサビが好きだ」とのこと。映画のことかな?よく分かりませんが、日本に対しては好意的なようです。
ナヴォイ劇場
そのまま歩いていたらナヴォイ劇場に着きました。外壁の塗装作業をしていたようです。建物を見ていたら、作業員の人たちから「コンニチワ」と日本語で声を掛けられました。

アミール・ティムール博物館
さらに歩いてアミール・ティムール広場を通り過ぎ、アミール・ティムール博物館へ。円形の立派な建物です。

博物館の入り口が分からない…
建物正面の入り口と思われるところで階段を登っていったら、「入り口は下に行って右です」との案内表示が。。階段の下に置いてよ、、と思いながら、階段の右側にある入り口に向かいます。

こちらが入り口でした。こんなの絶対分からんし。

階段を降りて建物に入ったら、右側にチケットオフィスがあります。
”KASSA” というのがチケット売り場という意味のようです。ウズベキスタン旅行でよく目にする単語のひとつです。

ひとり40,000スムでした。こういった入場料などは全般的に値上がりしているようです。

建物の中が薄暗いのがちょっと気になりますが、そういうもんなんでしょう。でもそこにいた警備の人はにこやかに案内してくれました。
ものすごく豪華なホールへ
チケットを渡して入場すると、上にあがる階段があります。

階段を上がった先にあるのは、ものすごく豪華なホールです。シャンデリアがまぶしい。

博物館の中は、この豪華なホールを囲うようにいろいろな展示物が並んでいるかたちとなっています。1階と2階の構成で、展示スペース自体はそれほど広くはありません。

一応、ミュージアムショップもありました。街なかのお土産屋さんと変わらない感じではあります。

地下鉄に乗ります
アミール・ティムール博物館のすぐ近くに地下鉄の駅(アミール・ティムール・ヒヨボニ駅)があるようなので、地下鉄でチョルスー・バザールに向かうことにします。
有名なホテルウズベキスタンもありました。

地下鉄はVISAタッチで行けるのですが、ホテルで荷物を整理しているときにクレジットカードを別の財布に入れてしまっていたので、切符を買わないといけません。
ENTERと書いてあるので入り口はこちらのようですが、切符を買うところが分からず。どこで買うんだろうとウロウロしてみても、自動券売機のようなものは見当たりません。

覚えたての単語である ”KASSA(チケット売り場)” の表示のところに行ったら有人の窓口がひとつありました。

窓口の端っこのほうに掲示されていたものを翻訳すると「現金は2,000スム、電子決済(クレジットカード)は1,700スム」という意味でした。
切符の買い方が分からない
でも切符をどうやって買えばいいのかが分からない。VISAタッチで改札通れる、という情報を得ていたこともあり、自動券売機なんかも普通にあるものと思い込んでいました。
他の人が買う様子を見ていると、窓口に現金を出して、小さい紙をもらっています。特に会話せずとも買えているようで、早い人はほんとに1~2秒で紙片をもらっています。そしてけっこうひっきりなしに切符を買う人が来ます。
行き先とか言わなくても買えるのか?料金は2,000スムで一律なのか?
料金表みたいなものも見当たらないし、英語表記の案内なんかも無いし。
仕方ないのでスマホ画面に ”Yandex Metro” のアプリにある路線図を表示して、人が途切れたタイミングを見計らって窓口に向かいます。
スマホの画面を窓口の人に見せてチョルスー駅を指したら「2,000スム」と言われてお金を支払います。渡されたチケットはQRコードが記載されたレシートみたいな紙片でした。
で、そのとき。
窓口の人が「パスタコー、パスタコー」と繰り返し言ってきました。手を体の前で回すようなジェスチャーもしています。
え?お金払う以外に他に何かやることがあるの??
パスポート?ではないな。
なんだろ。英語も通じないし。
なんかよく分からないけど、まずいことでもなさそうな雰囲気だったので、とりあえず「OK、OK」と言ってその場を離れました。
なんとか地下鉄の構内に
改札の前には荷物検査があります。そして改札でチケットのQRコードを読み込んで通ります。警備の女性がいましたが、QRコードの読み込みに戸惑っていたら教えてくれるなど親切でした。
なんとか入ることができた地下鉄の構内やホームは、うわさ通り装飾がキレイで、見ていて楽しい場所です。
ホームには警備の人もいます。写真撮影は禁止という話もあったようですが特に問題なさそうでした。




到着した電車に乗り込みます。あわてて乗ったので写真を取れなかったのですが、とても新しく近代的な車両でした。
「アミール・ティムール・ヒヨボニ駅(Amir Temur xiyoboni)」から「チョルスー駅(Chorsu)」に行くためには、途中で1回乗り換えが必要です。
その乗り換えを確認すると「パフタコール(Paxtakor)」という駅のようです。
そこで、気づきました。
あ、「パスタコー」じゃなくて「パフタコール」だ!
窓口の人は「パフタコールで乗り換えだよ」と教えてくれていたのです。手を回していたジェスチャーは乗り換えを意味していたのでした。
そしてパフタコールで乗り換えたら、急に車両がレトロなものになりました。いや、レトロというより、すごく古い。さっきの車両とのギャップが激し過ぎる。たぶん路線によって車両が異なるのだと思います。

チョルスー・バザールに到着
チョルスー駅に到着です。地下鉄の駅を出るときは特に改札などはありません。

チョルスー駅の外に出たら、そこはもう市場。衣料品や雑貨などを売る店がかなりごちゃごちゃとしていて、いかにもローカルな市場といった感じです。

中心にある建物は食料品の市場でした。肉やらチーズやらキムチやらのお店が並んでいます。その建物の周辺にも野菜や果物を売るお店がたくさんあります。


ザクロはウズベキスタンでとてもよく見かけます。スザニ(刺繍)や陶器のモチーフとしても使われていたり、搾りたてのザクロジュースを売っていたり。

※各地のお土産物屋さんでもこんな感じでザクロのモチーフをよく見かけます。

市場の入り口に新年の飾りつけが。

ひととおり見た後、ホテルに戻るため Yandex Go でタクシーを呼ぼうと思ったのですが、チョルスー市場の前の通りが渋滞していて全然来ない様子だったので、地下鉄で戻ることにしました。
ホテル最寄りのコスモナフトラル駅
タシケントの地下鉄は駅ごとにテーマが異なるようで、ホテル最寄りのコスモナフトラル駅(Kosmonavtlar)には、宇宙飛行士の方々のレリーフが壁に飾られています。なんかかっこいい。


最寄り駅からホテルまでは歩いてすぐです。近くのスーパーマーケットに寄ってから部屋に戻ることに。

スーパーでもNON(ノン/ナン)がたくさん置いてあります。日本のコンビニでおにぎりを見るようなものでしょうか。



半日程度でしたが、タシケントの街歩きも楽しかったです。帰国前にもう1泊する予定なので、もう1箇所ぐらいは観光できるかな。
明日は飛行機でヒヴァに向かいます。