ブハラ, ウズベキスタン

ウズベキスタン旅行の感想まとめ

滞在証明書(レジストレーション)について

ウズベキスタン旅行においては、宿泊したホテルで滞在証明書(レジストレーション)を発行してもらう必要があります。

何も言わなくてもチェックアウト時に渡してくれるところもあるけど、渡してくれないところもありました。そして後からもらい忘れていたことに気づいたり。。

もらい忘れてちょっと焦った場面も…

滞在証明書に関してこんなことがありました。

タシケント、ヒヴァ、ブハラ、サマルカンドとまわってタシケントに戻るルートだったのですが、帰国前日、最後に泊まったタシケントのホテルのチェックイン時に「前日まで宿泊していたホテルの滞在証明書を見せて」と提示を求められました。

が、探しても手元に無い。。

前日まで泊まっていたサマルカンドのホテルで、チェックアウトの際に滞在証明書をもらうのを忘れていたのです。

もらい忘れた旨を伝えると「それがないとウチのホテルで滞在証明書が出せない」とのこと。宿泊自体はできるけど滞在証明書が出せないというのです。

じゃあサマルカンドのホテルに問い合わせてみる、と言うと

「それならこちらでシステムからデータを確認してみる。手数料でひとり2ドルかかるけどいい?」

と言ってきました。

手数料というのが正規のものなのか分かりませんが、その場で確かめる術もなく、めんどくさかったのでそれで進めてもらうことに。

そしてチェックアウトのときに、そのホテルのパソコンに表示されている滞在証明書をスマホで撮影しました。紙じゃなくてもOKらしいです。

ウズベキスタンの滞在証明書

というか、そもそもシステムで確認できるなら滞在証明書なんて必要ないのでは、と思いましたが、外国での役所の手続きに関してそんなこと言っても意味はありません。

滞在情報はデータで一元管理しているみたい

外国人の滞在データは、ウズベキスタンの法務省だか外務省的なところのシステムで一元管理しており、各ホテルではそのシステムに滞在者情報を登録している、ということのようです。上記のフロントスタッフいわく、その作業を怠るとホテルが罰せられるらしい。

じゃあホテルが宿泊者に渡しているのは何なのかというと、紙にしろ画面のスクリーンショットにしろ、単なる「お客様控え」でしかない、ということみたいです。

実際、出国時も何の提出も求められませんでした。(もちろん提示を求められるケースもあり得るとは思いますが)

それならいちいち滞在証明書をもらわなくてもいいのでは?というと、やはりそうでも無さそうです。

「クレジットカード利用時のお客様控え」みたいなもので、何かあったときにこちらから証明する必要があります。

宿泊したホテルがシステムに登録するのを忘れたり、何かミスが発生することもあるかもしれませんし、出国時に提示を求められないとは言い切れません。

それにクレジットカード同様、いや、それよりもさらに「何かあったらややこしくなりそう」です。そう考えるとやはり手元に控えを持っていたほうが安心なのかと思います。

ちなみに、あらためてウズベキスタンの滞在証明書について調べてみると、滞在証明は廃止になるという話もあったようですが、明確に廃止とはなっていない、という状態みたいです。

これは勝手な想像ですが、各ホテルの認識としても「宿泊客に滞在証明書を渡す」とか「システムに登録しさえすればOK」とか、そのあたりが曖昧で、運用のルールが統一されていないんじゃないかと。だから滞在証明書を渡してくれるところもあるし、渡してこないところもあるし、あるいは画面をスマホで撮影するところもあるのかなと思いました。

※その後、念のため、滞在証明書をもらい忘れたサマルカンドのホテルに問い合わせたら、メールのPDF添付で送ってくれました。とりあえずチェックアウト時に忘れずもらっておくのが確実ですが、もし忘れたらホテルに連絡してみるといいかも。

観光地にも警察官がたくさん

滞在証明書の話にもちょっと絡むかもしれないと思ったことをもうひとつ。

タシケントの最終日、時間が余ってしまったので、なんとなく近くにあった「Magic City」というテーマパーク的なところに行ってみたのですが、入り口に金属探知機のゲートが複数あり、警察官による荷物チェックが行われていました。警察官の人数も多いし、はたから見るとけっこう物々しい雰囲気です。

そのときは最終日でキャリーケースを持っていたため、中身もチェックされました。

タシケントのMagic City, ウズベキスタン

そういえば、ブハラのアルク城の前にある広場の入り口にも金属探知機のゲートが設定されていて、そこも警察官がたくさんいました。

※アルク城の入り口にも金属探知機のゲートがありましたが、それは電源が入っておらず、そういうところもあるのねと。。

空港はもちろん、鉄道の駅に入るときにも荷物チェック(金属探知機)があります。タシケントの地下鉄でも同様です。

観光地では ”TOURIST POLICE” という交番みたいなのもよく見かけたし、安全といえば安全ですが、ガイドブックなどに書いてあったように、もしかしてID(パスポート)や滞在証明書の提示を求められることもあるかもしれないと思いました。

年末年始の飲食店やお店、観光地について

今回、ウズベキスタンのブハラでの年越し(2024~2025年)となったのですが、当日まで気になっていたのが、

「1月1日に飲食店やスーパーマーケットは開いているのか?」

という点です。食べるところがなくて食いっぱぐれたらイヤだなと。

実際に行ってみたところで言うと、

「閉まっているところも多いけど、どこかしらで食事や買い物はできる」

という感じで、少なくともブハラのラビハウズ周辺では食いっぱぐれることはありませんでした。あくまでもブハラでのケースですが、おそらくサマルカンドやタシケントも同様なのではないかと。

参考までに、12月30日に訪れた飲食店やスーパーマーケットで「明日、明後日は開いてる?」と聞いてみたところ、回答はけっこうバラバラでした。

  • 31日は16時まで、1日は休み(レストラン)
  • 31日は休み、1日は15時から営業(レストラン)
  • 31日は通常営業だけど、1日は休み(スーパー)
  • 明日も明後日もずっとやってるよ(ミニスーパー)

みたいな感じです。

以前、クリスマスにポルトガルのポルトに行ったとき、レストランが軒並みクローズ、マックすらも休みで途方に暮れた記憶があります。そのときは唯一、開いていたケバブ屋(大混雑)でなんとかテイクアウトして食事にありついたという。。

それに比べたら全然問題ないレベルです。

ただ、前述のとおり飲食店自体が少ないこともあり、開いているところは混むかもしれませんし、31日はともかく、さすがに1月1日は休みのところも多いようなので、できれば前日などに確認しておいたほうが安心かもしれません。

なお、観光地ではブハラのアルク城は1月1日もふつうに開いていて、人もけっこういました。

ページ: 1 2 3