ウズベキスタン旅行の準備
2024年12月から2025年1月にかけてウズベキスタンに行くことにしました。ANAのマイルを使ってフライトを予約したり、その他もろもろ準備を進めていきたいと思います。
なぜウズベキスタンへ?
新型コロナウイルスも収まりつつあり、海外旅行にも行ける状況になってきたのでそろそろどこかに行きたいなあと漠然と考えていました。このとき2023年の年末。
そしてANAのマイルが溜まっていることもあったので「ここは奮発してビジネスクラスでどこかに行こう!」というのが始まりです。
マイルでの予約は1年前(正確には355日前)から可能です。旅行の時期を2024年の年末と決めたうえで、はじめはビジネスクラスでヨーロッパに行きたかったのですが、いろんな日付と路線で検索してもビジネスクラスは既にほとんど埋まっている状態。。
年末年始だし、コロナ禍でみんなマイルが溜まっているだろうし、そもそもビジネスクラスは席も少ないし、そりゃ取れないですよね。
というか、年末年始に限らず、ヨーロッパ路線のビジネスクラスは向こう1年、埋まっているように見えます。ついでに見てみるとアメリカやオーストラリアなども同様。
ヨーロッパなどの長距離便は諦め、年末年始にビジネスクラスをマイルで予約できるところを探すことにしました。もうこの時点で行き先はどこでもよくなっています。
近場だと取れそうですが、それならビジネスじゃなくてエコノミーでいいじゃんとも思ったりしますし、せっかくならできるだけ遠くに行きたい。ビジネスクラスの恩恵を受けるために必死です。
そして探した結果、ビジネスクラスで取れそうだったのが中央アジアのウズベキスタン。

正直なところウズベキスタンに関する知識はあまり無かったのですが、調べてみると「青の都」と呼ばれるサマルカンドや中世の古い街並みが残るブハラ、博物館都市という魅力的なキーワードのヒヴァなど、世界遺産に登録されている美しい都市がいくつもあり、とっても良さそうです。
場所はこちら。

中央アジアのど真ん中ということで、ウズベキスタンは世界に2つしかない「二重内陸国」です。
内陸国とは海に接していない国のことですが、二重内陸国とは「内陸国に囲まれた国」のことで、つまりは海に出るために最低でも2回、国境を越えなければならないという国です。(もう1つはリヒテンシュタイン)
旅行先としてはまだそれほどメジャーではないようで、ウズベキスタン旅行に関する情報も多くはなさそうなのですが、ビザは2018年から不要になっているみたいですし、この機会に行ってみることにしました。
ウズベキスタンのガイド本としては「地球の歩き方」で ”Plat” というバージョンのコンパクトなものがあります。比較的大きめの書店に行ったらあったので購入。ただ、その後それなりに大きい書店でも見当たらなかったりするので、やっぱり需要としてもまだ少ないのかも。
もちろん、書店になくてもネットで買えばいいんですけどね。AmazonのKindle版もあるし。
ウズベキスタン(ソウル経由)行きのフライトを予約
2024年時点でANAのマイルを使って大阪(関空)からウズベキスタン(タシケント)に行く場合、スターアライアンスのアシアナ航空でソウル(仁川)経由の一択です。
ちなみに関空からは大韓航空で直行便もあるようです。また、成田からはウズベキスタン航空の直行便もあるけど週1便となっていました。

ソウル経由のアシアナで行くことにしましたが、ソウルータシケント間の運行は毎日ではなく、月・水・金・土となっているようなので、出発日と帰国日の日程調整も必要です。
ANAのマイルで予約可能な日程を見ていった結果、今回は12月末から1月にかけて14日間と長めの旅程になりました。最終日、帰国便が22時30分ごろ出発の深夜便になるので、ウズベキスタン国内で12泊となります。
ということで、この日程でウズベキスタン往復の航空券を確保。
日程が決まったのでウズベキスタン国内でのプランを考えていきます。
ウズベキスタン国内でのルートを決める
日程的にはけっこう余裕があるので、タシケント・サマルカンド・ブハラ・ヒヴァの4ヶ所に行くことにして、具体的なルートを検討します。
いろいろ調べているとヒヴァはかなり雰囲気が違うようなので、タシケント → サマルカンド → ブハラとある程度ウズベキスタンの街を見てから、最後にヒヴァに行こうと考えました。
出入国はタシケントの空港になるので、ヒヴァからタシケントは飛行機で戻ってくればいいかなと。
位置関係はこんな感じ。

ブハラーヒヴァ間の移動がネック
移動時間は「タシケント ー サマルカンド」「サマルカンド ー ブハラ」がそれぞれ鉄道で2~3時間程度のようですが、ヒヴァが少し離れていて、ブハラから鉄道で6-7時間ぐらいかかるみたい。
タシケント → サマルカンド → ブハラ → ヒヴァとそれぞれ鉄道を利用するつもりで調べてみると、ブハラ→ヒヴァが深夜もしくは早朝の移動になりそう。うーん、冬に深夜の移動はちょっとなあ…。
ブハラーヒヴァ間はタクシーやバスで移動している人も多いようですが、いずれも7時間ぐらいかかるみたい。うーん、車で長時間はきついかなあ…。
ウズベキスタン国内のルートを考えるうえで、ヒヴァが遠いことがネックです。でもせっかくなので行きたい。
で、ルートを見直しすることに。最後にヒヴァに行こうと思っていましたが、先にヒヴァに行くパターンです。といっても移動の選択肢はそれほどありません。
先にヒヴァに行くルート、つまりタシケントからヒヴァへの移動を含めて考えると、
- タシケントからヒヴァまで寝台列車で移動して、ブハラ → サマルカンド → タシケント と戻って来る。
- タシケントからヒヴァまで飛行機で移動して、ブハラ → サマルカンド → タシケントと戻って来る。
のいずれかです。
他の人のブログなどを見ていても、そのようなルートで移動している人も多い印象でした。
寝台列車も魅力的ですが、14-15時間ぐらいかかるようで、日程に余裕があるとはいえ、いずれかの街にいる時間を少しでも多く確保したいかなと思ったりもします。
ということで、ウズベキスタン国内のルートを以下のように設定してみます。
- タシケント → ヒヴァ(飛行機)
- ヒヴァ → ブハラ → サマルカンド → タシケント(すべて鉄道)
具体的な日程を確認します
ルートを決めたので具体的な日程を確認していきます。各都市で滞在日数(宿泊数)を割り振って、これで行こうかなと。
- タシケント 2泊
- ヒヴァ 2泊
- ブハラ 4泊
- サマルカンド 3泊
- タシケント 1泊
ブハラとサマルカンドでどちらを4泊にするか、これは日程的に「12月31日 と 1月1日」をどこで過ごすかという話になるので、少し悩みました。
12/31 や 1/1 にお店やレストランが営業しているのかどうかが分からず、観光地は 1/1 休みとか、12/31 は早めに閉まるとか、そのあたりが見えない。特に 1/1 の状況が気になります。
なので、12/31 と 1/1 の2日間、同じ街にいるようにすれば、少なくとも 12/31時点で 1/1 の状況は分かるから対処もできるだろうという考えです。
その結果、ブハラに4泊となりました。つまり年越しがブハラということです。
また、今回は全体の日程として2週間ぐらいあるし、何も予定無しでのんびりする日も挟むことにしたいと思います。
と、こんな感じで日程を決めたところで飛行機と鉄道を予約してルートを固めていきます。ヒヴァ → ブハラ の鉄道が気になりますが、とりあえずタシケント → ヒヴァの飛行機だけ予約しちゃおう。
ウズベキスタン国内のフライトを予約する
まず、タシケントからヒヴァへのフライトを予約します。
ヒヴァの最寄りの空港は「ウルゲンチ」というところになるので「タシケントからウルゲンチ」でウズベキスタン航空のWebサイトで予約を取ります。
ウズベキスタン航空の予約については、さすがに日本語表記は無く英語表記での手続きにはなるものの、入力項目も含め一般的なフライトの予約手順なので特に問題ありませんでした。
サイトも見やすいです。
ウズベキスタン航空 公式サイト
https://www.uzairways.com/en
必要項目を指定して ”Buy ticket” をクリック。なお、タシケントは ”TAS” でウルゲンチは ”UGC” です。
- 区間:タシケント(TAS)→ ウルゲンチ(UGC)
- 日付:希望の搭乗日を指定
- 人数:人数を指定
- 支払い方法:VISA/MastarCard (USD)

いくつかのプランが出てきます。クラス(エコノミー、ビジネス)、荷物の有無、キャンセルの可否などによって料金が変わります。

希望のプランを選択して ”Go to issue” をクリック。
あとは一般的なフライト予約に必要な情報、氏名とかパスポート情報など、を入れて、クレジットカード(VISA)で決済して予約完了です。クレジットカードは日本発行の ANA VISAカードで問題なく決済できました。
メールで予約確認書が届きます。これでウズベキスタン航空のタシケントからヒヴァ(ウルゲンチ)までのフライトは予約完了。
ウズベキスタン鉄道も予約したい
ヒヴァ → ブハラ → サマルカンド → タシケントの移動で使うウズベキスタン鉄道も公式サイトから予約していきたいと思います。
ウズベキスタン鉄道 公式サイト
https://eticket.railway.uz/en/home

とりあえずメールアドレスでアカウントを作成しました。
そして試しに ”From”, ”To”, ”Date” などを入力して列車を検索してみます。こちらも英語表記はあるのですが、画面が切り変わったら駅名がウズベク語?になったりして、少しややこしい。

そもそも何日前から予約できるのかと調べていると、45日前とか60日前とか、いくつかの情報が。
12月末の乗車分を予約するつもりなのですが、10月下旬にサイトを見てみたところ、日付の選択は12月下旬までできそうです。つまり60日後までの日付を選択することができる状態です。(60日後以降は日にちがグレーになっていて選択できない)
ただ、希望の区間である「ヒヴァ(またはウルゲンチ)からブハラまで」で、12月下旬で指定できる日付で検索すると ”No trains found for the given date”(該当なし)の表示になる。

曜日によって運行していないのかとも思いましたが、12月上旬なら希望の日にちと同じ曜日で予約できそうです。
そこで、乗車したい日のぴったり60日前にあらためて見てみると、やっぱり日付の選択はできるけど ”No trains found for the given date” が表示される。
まさか売り切れ?
そんなすぐに売り切れないだろうと、区間の指定をタシケントからサマルカンドに変更して、同じ日付で検索してみます。
が、やっぱり ”No trains found~” と表示されます。列車の本数が一番多いであろうタシケントからサマルカンドですべて売り切れはないでしょう。人気アーティストのライブチケットじゃあるまいし。
そうなると、この状況から見て、
- 検索する際の日付の指定は60日前までできる。
- でも予約できるのは45日前の分まで。
ということなのではないかと。
普通に考えると「検索時に選択できる日付は予約できる」、つまり「予約可能な日付のみが選択できるようになっている」というのがシステム的には当たり前な気がしますが、そんな当たり前は通用しないということか。
11月中旬に再度、検索してみたいと思います。
→その後、なんとか予約できました。けっこう大変でしたが。。(詳細は次の記事で)

ホテルをどうしようかな
ホテルは普段、Agoda経由で予約するか、またはホテルの公式サイトがあって料金も同じぐらいであれば公式サイトから予約しています。
いくつかの街をまわるときは、当然それぞれの街でホテルを取ることになるので、Agodaなんかで複数のホテルの予約をまとめて見ることができれば、それはそれで便利です。
ただ、海外のホテルで予約がうまく入っていなかったり、支払いが済んでいる済んでいないということがあったりすると面倒なので、公式サイトのほうが確実かなと思ったりもします。
余談ですが、15~20年前に、Agodaではなくインターネットで検索したどこかのサイト経由でホテルを予約して、当日現地に行ったらホテル自体が無かった、ということがありました。(たしかアメリカかどこかの予約サイトで中国のホテルを予約したんですが、なんでそんなことをしたのかは自分でもよく分からず)
そのときはもちろん予約したサイトにクレームを入れて、現地で急遽取った別のホテルと元々予約していたホテルとの差額や移動のタクシー代などを払ってもらいました。
結果的に少し上のランクのホテルに安く泊まれたのですが、ダブルブッキングなどではなく、予約したホテル自体が無いというのはほんと困ります。
ということで、鉄道の予約が確定次第、ホテルを探していきたいと思います。