2024年ウズベキスタン旅行の準備 (2)
ウズベキスタンの鉄道を予約した
ウズベキスタン鉄道の公式サイトで、12月下旬から1月上旬の鉄道を予約したい。でも10月下旬の時点では予約できない状態でした。
>飛行機の予約はできたけど鉄道の予約ができない(前回の記事はこちら)
あらためて 11月12日にサイトにアクセスしたら予約できそうな感じです。そのまま予約を試みたところ、所々に意味不明なトラップがありましたが、乗車したい全ての列車を予約することができました。
※予約作業はすべてPCで行っています。画面のスクリーンショットもPCの画面です。
※こちらの記事は2024年11月に列車を予約した時点でのお話です。また、列車の予約は日程や区間、時間帯などでいろいろ変わる部分もありそうです。
ウズベキスタン鉄道のWebサイトで予約していきます
ウズベキスタン鉄道 公式サイト
https://eticket.railway.uz/en/home
いきなりログインできない問題
まずはウズベキスタン鉄道の公式サイトにアクセスして、すでに作成しているアカウントでログインします。が、ログインできずになぜかパスワードの変更が求められます。
とりあえずパスワードを変更するしかないので処理を進めてみると、登録したメールアドレス宛にパスワードを変更するためのリンクとコードが送られてきます。このメールがキリル文字なのでGmailの機能で英語に翻訳。と言っても、内容は一般的なパスワード変更手続きなので大したことは書いてありません。
Gmailの機能で英語に翻訳するとこんな感じ。よくある文面です。
パスワードを変更して再度ログイン、と思ったらまたパスワードの変更を求められます。何か間違えたのかもともう一回やってみたけどまた変更をしろと。。これ3、4回繰り返してこれはもうダメか、と思いつつ、あらためてログインを試みたらふつうにログインできました。
なぜ何回もパスワードの変更を求められたのか原因は不明です。いろいろとごちゃごちゃやっていたので解消した要因も明確ではないのですが、結果的にはブラウザ再起動でいけたのかもしれません。
ですので、もし同様の状態になってもそのうちログインできるようになります。たぶん。
※後日、予約の確認のためにログインしようとしたら同様の現象が起こりました。が、無視して再度ログインを試したら問題なくできました。なんなんだろう。うまくいかなかったらブラウザ再起動です。
気を取り直して……ウズベキスタン鉄道の予約は以下のような流れで行いました。
なお、各区間でそれぞれ2名分を予約しました。
区間と日付を指定して列車を検索する
まず、トップ画面で列車を検索します。
ここはシンプルに ”From”, ”To”, ”Date” などを入力して列車を検索。
まずは「ヒヴァ → ブハラ」で、希望の日付を入れて検索した結果、1つの列車が表示されました。 “Choose train” をクリックして、画面右下の ”Continue” で進みます。
座席を選ぶ(が、なんかうまくいかない箇所も)
画面が切り替わるので、続いて座席を選びます。列車によって異なりますが、選択した「ヒヴァ → ブハラ」は寝台列車のため “Sleeper” と “Coupe”という2つのクラスがあります。
寝台列車なのでどちらもベッドがありますが、Coupe は4名の個室らしい。ということはきっと Sleeperのほうは個室じゃないんだろう。Sleeper は画面上で見ると通路部分にもベッドがあります。
料金は Coupe のほうが50,000スムほど高いものの、日本円で500-600円の違いなので Coupe にします。
座席の空き状況については ”ALL” ”Only top” “Only lower” と切り替えらるようになっています。2段ベッドの上下も選べるということか。そして画面上で青い席が予約可能みたい。
上段は上り下りが大変そうなので、下段のほうがいいかなと思いながら2名分を選択しようと、まず下段にあたる25番をクリック。座席の表示が緑色に変わりました。
が、その時点で上段の26番と、なぜか隣の個室の上段の24番のみが選択可能な状態になってしまいました。(下の画像)
25番の向かいにあたる27番を選択したいんだけど選択できない。何回かやってみても同じです。
なぜ???????
そこで、”All” から ”Only lower” に表示を切り替えて、下段の空き状況だけを表示したうえで25番をクリックすると同じ個室の27番が選択可能になりました(下の画像)
ただ、この時点でやはり両隣の個室の各1席のみが選択可能になっているのはなぜなのか…。
とりあえず希望の2席(25番と27番)を選択できました。
乗車する人の情報を入力する(が、またもやなんかうまくいかない箇所も)
座席の選択ができたら、次は乗車する人の情報を入力していきます。
氏名や生年月日などを入力して、
”Document type” は、”Foregin document” を選んでパスポートNo. を入力しました。
2名分を入力して ”Continue” をクリックしたら、下記のポップアップが表示されました。
”Enter your PINFL number” ってなんだ?14桁のIDを求められているのだけど…パスポートのどこかに記載されてる番号?とも思ったけど、14桁の番号なんて見当たらないし。
ポップアップにある画像はたぶんウズベキスタンのIDカードなのか、よく分からないですが、何かを入れないと進めない。困った。
が、、、
これ、もう一回やり直したら、表示されませんでした…。さっきのはなんだったんだ…。
なお、あらためて入力を完了して ”Continue” とクリックしたら、今度は「未入力の項目がある」というエラーメッセージが出ました。でもエラーが出ている箇所は確かに入力してあります。
入力されているものを一回消して、再度入力して ”Continue” をクリックしたら普通に進みました。なんで。
それから寝台列車の場合、同じ画面の一番下に ”Travel insurance” の選択箇所もありました。入る場合は30,000スム(300-400円程度)です。
クレジットカードで決済処理を行う
次の画面で決済処理を行います。MasterとかVISAのロゴがあるところ(グレーになっているところ)をクリックするとすぐに画面が切り替わります。
(※ヒヴァ→ブハラの予約のときに画像のスクリーンショットが取れなかったので、下記画像は別の列車を予約したときのものです。なので下記画像の金額はヒヴァ→ブハラの列車の金額ではありません)
大きめの赤文字でカウントダウンされますが焦らずに。
画面が切り替わると金額がポンド表記。さっきまではウズベキスタンsum(スム)の表記だったけど、まあいいでしょう。一応、小さくUSDでも金額が表示されてます。
ひとり195,330スム(約2,350円)、ふたりで390,660スム(約4,730円)でした。約31ドル。
金額を確認のうえ、必要事項を入力して「支払う」をクリック。
これで予約完了です。メールも来ます。
メールの件名は「Poyezd chiptasi muvaffaqiyatli sotib olindi」で、ChatGPTによるとこれはウズベク語で「列車のチケットが無事に購入されました」という意味とのこと。
メールには E-ticket がPDFで添付されてます。これは印刷して持参したほうがよさそうですね。
また、ウズベキスタン鉄道の公式サイトにログインすれば自分が予約した内容を確認できます。その画面からもチケットを取得できるようです。
念には念を入れて、現地でもスマホで公式サイトにログインできるようにしておきたいと思います。
他の列車も予約する
「ヒヴァ → ブハラ」の列車を予約できたので、このまま他の列車も予約してしまいたいと思います。あと2件、「ブハラ → サマルカンド 」と「サマルカンド → タシケント」を取っていきます。
先ほどと同じように進めますが、その後は特にトラブルとか戸惑ったりすることもなく、スムーズに予約できました。単に慣れただけかもしれませんが。
氏名等の入力については、入力画面で “add from list▼” というところをクリックすると、履歴として自分が入力した名前がドロップダウンで出てきます。これは便利。
”Document type” の ”Issuing country:” だけは再入力が必要ですが、今さらそんなことは気になりません。
「ブハラ → サマルカンド」はアフラシャブ号のエコノミークラスを予約。
「サマルカンド → タシケント」はビジネスクラスを取りました。ビジネスクラスは料金が1.5倍ぐらいになりますが、1回ぐらい乗ってみてもいいかなと。
これでウズベキスタン国内の主な移動手段(飛行機と鉄道)はすべて確保できました。実際行ってみてどうなるか、という話もありますが、まあなんとかなるでしょう。
ひとりあたりの鉄道の料金をまとめます
- ヒヴァ → ブハラ:195,330スム(約2,350円)※寝台列車のCoupe
- ブハラ → サマルカンド :178,000スム(約2,150円)※アフラシャブ号のエコノミークラス
- サマルカンド → タシケント:360,000スム(約4,350円)※アフラシャブ号のビジネスクラス
移動距離などを考えると、とてもリーズナブルなお値段です。
ウズベキスタン鉄道の予約はお早めに
今回、11月11日 時点で 1月上旬の夕方発のサマルカンド → タシケントを取りましたが、空席は残り半分ぐらいでした。深夜とか早朝の列車(寝台列車)は比較的空いてるようですが、日中の時間帯は早めに予約したほうがよさそうです。
状況から見ると、高速鉄道のアフラシャブ号なんかは、それこそ約60日前の予約受付開始と同時に席を押さえている人も多いのかも。たぶん当日や前日で席を取るのはかなり厳しいのではないかと思います。
座席の向きにも注意が必要
それから座席について。アフラシャブ号などは座席が車両中央に向かって配置されています。1つの車両全体を左右に分けて席が向かい合っているかたちです。つまり乗客の半数は進行方向と逆向きに座ることになります。
座席選択の画面で列車の進行方向も表記されていますが、やはり進行方向に向かって座る席のほうが人気のようで、予約時点で多くが埋まっていました。その意味でも早めの予約のほうがよいかもしれません。
参考までに、下の画像は約60日後のサマルカンド→タシケントの列車を検索したものです。
進行方向(Train direction)は左で、車両の右半分(進行方向に向かって座る席)は全て埋まっていました。そして逆向きの席はきれいに残っているという状態です。
結局、ウズベキスタン鉄道はいつから予約できるのか
ここは気になるところだと思いますが、いろいろ試した限り「ざっくり60日前」のようです。
たとえば「タシケント→サマルカンド」の列車は、2024年11月12日の時点で 2025年1月10日まで予約できる状態になっていました。(日付の選択は1月11日までできるけど列車の選択はできない)
タシケントからサマルカンドで検索してみると、下の画像のとおり1月10日の列車は表示されるけど、
1月11日の列車はグレーになっています。
ということは、59日前から予約できる状態です。
しかしながら、日程や区間によって違うのかもしれないし、ここまで見てきて分かるようにサイトはけっこう不安定な感じなので、厳密にいつから、と言うのは難しそうです。
前述のとおり早めに予約したほうがよさそうですし、ウズベキスタン鉄道の予約はざっくり60日前ぐらいからチェックしてみる感じですね。
他の準備も進めていきます
これで主な移動手段はひととおり予約できました。
- 日本からウズベキスタンまでのフライト
- ウズベキスタン国内でのフライト
- ウズベキスタン国内での鉄道
鉄道の予約ができたことで移動の時間帯も固まったので、次はホテルを取っていきます。