ウズベキスタン鉄道を予約する
ウズベキスタン鉄道の公式サイトで予約
ウズベキスタン鉄道の公式サイトで、12月下旬から1月上旬の鉄道を予約したい。でも10月下旬の時点では予約できない状態でした。
>飛行機の予約はできたけど鉄道の予約ができない(前回の記事はこちら)
あらためて 11月に入ってからサイトにアクセスしたら予約できそうな感じです。そのまま予約を試みたところ、所々に意味不明なトラップがありましたが、乗車したい全ての列車を予約することができました。
ここではウズベキスタン鉄道を予約したときのいろいろを書いていきたいと思います。
なお、予約したときの状況は以下です。
- こちらの記事は2024年11月に列車を予約した時点でのお話です。
- 車両や座席の種類、所要時間、料金などは区間や時期によって変わることもあるかもしれません。
- 列車を予約する作業はすべてPCで行っています。画面のスクリーンショットもPCの画面です。
- もしPCで作業していて上手くいかないようなら、スマホのアプリで試してみてもいいかも。
いつから予約できる?
ウズベキスタン鉄道はいつから予約可能になるのか、という点については「ざっくり60日前」といった感じです。
詳しくは後述しますが、けっこう早く予約が埋まってしまうケースもあるようなので、希望する乗車日の60日前からチェックして、早めに予約を済ませるのがよさそうです。
ウズベキスタン鉄道のWebサイトで予約していきます
ウズベキスタン鉄道の公式サイトまたは公式アプリで予約します。アプリは ”Uzrailway tickets” という名前です。
- ウズベキスタン鉄道 公式サイト
https://eticket.railway.uz/en/home - Uzrailway tickets(公式アプリ)

アカウントを作って予約します
予約するためにはアカウントを作る必要があります。メールアドレスと氏名、パスワードを指定します。Googleアカウントがあれば、そのアカウントでサインインできます。
予約の操作自体は一般的なよくある手順です。
- 乗車区間と日付を指定
- 列車と座席を選択
- 乗車する人の氏名やパスポート番号などを入力
- クレジットカードで支払い
ただ、表記に英語とウズベク語が混ざっていたりするので、最初はちょっと戸惑うかもしれません。
(以下、PCでウズベキスタン鉄道の公式サイトにて操作したときの状況です)
いきなりサインインできない問題
まずはウズベキスタン鉄道の公式サイトにアクセスして、すでに作成していたアカウントでサインインします。
が、サインインできずになぜかパスワードの変更が求められます。
とりあえずパスワードを変更するしかないので処理を進めてみると、登録したメールアドレス宛にパスワードを変更するためのリンクとコードが送られてきました。
このメールがキリル文字なのでGmailの機能で英語に翻訳。と言っても、内容は一般的なパスワード変更手続きの話なので大したことは書いてありません。

Gmailの機能で英語に翻訳するとこんな感じ。よくある文面です。

パスワードを変更して再度サインイン、と思ったらまたパスワードの変更を求められます。何か間違えたのかもともう一回やってみたけど、またもや変更しろと。。
これを3、4回繰り返して、これはもうダメかも、、と思いながら、あらためてサインインを試みたらふつうにできました。
なぜ何回もパスワードの変更を求められたのか原因は不明です。いろいろとごちゃごちゃやっていたので解消した要因も明確ではないのですが、結果的にはブラウザ再起動でいけたのかもしれません。
ですので、もし同様の状態になってもそのうちサインインできるようになります。たぶん。
※後日、予約の確認のためにサインインしようとしたら同様の現象が起こりました。が、パスワード変更の旨は無視して再度試したら問題なくできました。なんなんだろう。うまくいかなかったらブラウザ再起動またはアプリで確認です。
気を取り直して……
ウズベキスタン鉄道の予約は以下のような流れで行いました。
なお、予約したのは3区間でそれぞれ2名分を予約しています。
- ヒヴァ → ブハラ(寝台列車)
- ブハラ → サマルカンド(アフラシャブ号)
- サマルカンド → タシケント(アフラシャブ号)
1.区間と日付を指定して列車を検索する
まずは「ヒヴァ → ブハラ」の列車を予約します。(この列車は寝台列車になります。なので座席の指定などがアフラシャブ号とかと少し異なります。アフラシャブ号の予約は後述してます)
ウズベキスタン鉄道のトップ画面で、”From”, ”To”, ”Date” などを入力して列車を検索。

検索結果として1つの列車が表示されました。(もちろん区間と日付によっては複数の候補が表示されることになります)
ここで時刻や料金も確認できます。画面右の方にある “Choose train” をクリックして列車を選択したら、画面右下の ”Continue” で進みます。

2.座席を選ぶ(が、なんかうまくいかない箇所も)
画面が切り替わり、”Choose a car and seats” と表示されるので、車両(クラス)と座席を選びます。
ここは列車によって異なりますが、選択した「ヒヴァ → ブハラ」は寝台列車のため “Sleeper” と “Coupe“という2つのクラスがあります。
寝台列車なのでどちらもベッドがありますが、Coupe は4名の個室らしい。ということはきっと Sleeperのほうは個室じゃないんだろう。Sleeper は画面上で見ると通路部分にもベッドがあります。
料金は Coupe のほうが50,000スムほど高いものの、日本円で500-600円の違いなので Coupe にします。
座席の空き状況については ”ALL” ”Only top” “Only lower” と切り替えらるようになっています(下の画像の赤枠内)。そして画面上で青い席が予約可能となっています。

2段ベッドの上下も選べるようですが、上段は上り下りが大変そうなので、下段で2名分を選ぶことにしました。座席番号でいうと奇数が下段、偶数が上段みたいです。(画面で見たときに上にあるのが下段にあたるのでちょっとややこしいけど、そういうもんなのかな)
空いている下段の2席、25番と27番 にしてみようと思います。
まず25番をクリック。座席の表示が青色から緑色に変わります。
が、その時点で選択可能な座席が上段の26番と、なぜか隣の個室の上段の24番のみになってしまいました。(下の画像)

25番の向かいにあたる27番を選択したいんだけど選択できない。
何回かやってみても同じです。
なぜ???????
そこで、”All” から ”Only lower” に表示を切り替えて、下段の空き状況のみを表示したうえで25番をクリックすると、今度は同じ個室の27番が選択可能になりました。(下の画像)

ただ、この時点でやはり両隣の個室の各1席のみが選択可能(青色)になっているのはなぜなのか…。
とりあえず希望の2席(25番と27番)を選択できたので良しとします。
3.乗車する人の情報を入力する(が、またもやなんかうまくいかない箇所も)
座席の選択ができたら、次は乗車する人の情報を入力していきます。
氏名や生年月日などを入力して、

”Document type” は、”Foregin document” を選んでパスポートNo. を入力しました。

2名分を入力して ”Continue” をクリックしたら、下記のポップアップが表示されました。
”Enter your PINFL number” ってなんだ?

14桁のIDを求められているのだけど…パスポートのどこかに記載されてる番号?とも思ったけど、14桁の番号なんて見当たらないし。
ポップアップにある画像はたぶんウズベキスタンのIDカードかと思いますが、もちろんそんなの持ってない。でも何か入力しないと進めない。困った。。
が、、、
これ、もう一回はじめからやり直したら、表示されませんでした…。さっきのはなんだったんだ…。
なお、あらためて氏名やらパスポート情報やらを入力して ”Continue” とクリックした際、「未入力の項目がある」というエラーメッセージが出ました。でもエラーが出ている箇所には間違いなく入力済み。
とりあえず入力されているものを一回消して、再度入力して ”Continue” をクリックしたら普通に進みました。なぜ??
それから寝台列車の場合、同じ画面の一番下に ”Travel insurance” の選択箇所もありました。保険に入る場合は30,000スム(300-400円程度)です。

4.クレジットカードで決済処理を行う
次の画面で決済処理を行います。MasterとかVISAのロゴがあるところ(下の画像でグレーになっているところ)をクリックするとすぐに画面が切り替わります。
グレーアウトしてるのにクリックできるというトラップ。。
※ヒヴァ→ブハラの予約のときに画像のスクリーンショットが取れなかったので、下記画像は別の列車を予約したときのものです。なので下記画像の金額はヒヴァ→ブハラの列車の金額ではありません。
大きめの赤文字でカウントダウンされますが焦らずに。

画面が切り替わると金額がポンド表記。さっきまではウズベキスタンsum(スム)の表記だったけど、まあいいでしょう。一応、小さくUSDでも金額が表示されてます。
ひとり195,330スム(約2,350円)、ふたりで390,660スム(約4,730円)でした。約31ドル。
金額を確認のうえ、必要事項を入力して「支払う」をクリック。

これで予約完了です。
直後に確認のメールも届きました。メールの件名は「Poyezd chiptasi muvaffaqiyatli sotib olindi」で、これはウズベク語で「列車のチケットが無事に購入されました」という意味のようです。
メールには E-ticket がPDFで添付されてます。これは念のため印刷して持参したほうがよさそうですね。
また、ウズベキスタン鉄道の公式サイトまたはアプリにサインインすれば自分が予約した内容を確認できます。その画面からもチケットを取得できるようです。
現地でもスマホでサインインできるようにしておきたいと思います。

【帰国後の追記】現地で実際に乗車してみたらこんな感じでした
駅構内からホームに出るときと、列車に乗車するときの2回、チケットおよびパスポートを提示することになります。
チケットについては多くの人がスマホの画面を提示していました。ただ、念のため印刷はしておいたほうがよいかとも思います。
また、降車時は改札を通りません。列車を降りたら駅の出口に向かって歩くだけです。
他の列車も予約しました(アフラシャブ号)
「ヒヴァ → ブハラ」の列車を予約できたので、このまま他の列車も予約してしまいたいと思います。あと2件、「ブハラ → サマルカンド 」と「サマルカンド → タシケント」ですが、この2区間はアフラシャブ号を予約することにします。
この2区間は特にトラブルとか戸惑ったりすることもなく、スムーズに予約できました。単に慣れただけかもしれませんが。
ちなみに氏名等の入力については、入力画面で “add from list▼” というところをクリックすると、履歴として自分が入力した名前がドロップダウンで出てきます。これは便利。
”Document type” の ”Issuing country:” だけは再入力が必要ですが、今さらそんなことは気になりません。
「ブハラ → サマルカンド」はアフラシャブ号のエコノミークラスを予約。
「サマルカンド → タシケント」はアフラシャブ号のビジネスクラスを取りました。ビジネスクラスは料金が1.5倍ぐらいになりますが、1回ぐらい乗ってみてもいいかなと。
なお、エコノミークラスは座席の配列が2-2の4席、ビジネスクラスは1-2の3席です。それからビジネスクラスはパンと飲み物の軽食が付きます。
アフラシャブ号は座席の向きも確認
アフラシャブ号は、座席が車両中央に向かって配置されています。1つの車両全体を左右に分けて席が向かい合っているかたちです。
つまり乗客の半数は進行方向と逆向きに座ることになります。
座席選択の画面で列車の進行方向(Train direction)も表記されていますが、やはり進行方向に向かって座る席のほうが人気のようで、予約時点で多くが埋まっていました。その意味でも早めの予約のほうがよいかもしれません。
参考までに、下の画像は約60日後のサマルカンド → タシケントの列車を検索したときのものです。
進行方向(Train direction)は左で、車両の右半分(進行方向に向かって座る席)は全て埋まっていました。そして後ろ向きの席はきれいに残っているという状態です。
※車両の真ん中(座席番号13から20)は、テーブルを挟んで向かい合うかたちになります。

ひとりあたりの鉄道の料金をまとめます
- ヒヴァ → ブハラ:195,330スム(約2,350円)※寝台列車のCoupe
- ブハラ → サマルカンド :178,000スム(約2,150円)※アフラシャブ号のエコノミークラス
- サマルカンド → タシケント:360,000スム(約4,350円)※アフラシャブ号のビジネスクラス
移動距離などを考えると、とてもリーズナブルなお値段です。
ついでに所要時間も。
- ヒヴァ → ブハラ:約7時間
- ブハラ → サマルカンド :約1時間40分
- サマルカンド → タシケント:約2時間30分
※実際に乗車したときの様子は、ウズベキスタン旅行の記事をご覧ください。
移動手段は手配完了
ウズベキスタン国内の主な移動手段(飛行機と鉄道)はすべて確保できました。いずれもWebサイトにて手配しましたが、ウズベキスタン航空は特に問題なく予約完了。
ウズベキスタン鉄道はけっこう手こずりましたが、何回かトライしてなんとかできました。すべてPCで作業していましたが、もしかしたらスマホのアプリのほうがスムーズにできる可能性もあるかもしれません。
あとは実際行ってみてどうなるかですが、、まあなんとかなるでしょう。
結局、ウズベキスタン鉄道はいつから予約できる?
今回、11月11日 時点で 1月上旬の夕方発のサマルカンド → タシケントを取りましたが、空席は残り半分ぐらいでした。深夜とか早朝の列車(寝台列車)は比較的空いてるようですが、日中の時間帯は早めに予約したほうがよさそうです。
ただ、「早めに予約しましょう」といっても、実際いつから予約可能になるのか。ここが気になるところだと思いますが、いろいろ試した限り「ざっくり60日前」のようです。
たとえば「タシケント→サマルカンド」の列車は、2024年11月12日の時点で 2025年1月10日まで予約できる状態になっていました。(日付の選択は1月11日までできるけど列車の選択はできない)
タシケントからサマルカンドで検索してみると、下の画像のとおり1月10日の列車は表示されるけど、

1月11日の列車はグレーになっています。

ということは、59日前から予約できる状態です。
しかしながら、日程や区間によって違うのかもしれないし、ここまで見てきて分かるようにサイトはけっこう不安定な感じなので、厳密にいつから、と言うのは難しそうです。
ざっくり60日前ぐらいからチェックしてみる感じですね。
そして今回予約したときの状況から見ると、予約受付開始と同時に席を押さえている人も多いのかもしれません。特に高速鉄道のアフラシャブ号は埋まるのが早そうです。時期や日程にもよるでしょうけど、当日や前日で席を取るのは厳しいのではないかと。
ということで、ウズベキスタン鉄道の予約は60日前ぐらいからチェックして、早めに予約を行うのがよいかと思います。
他の準備も進めていきます
これで主な移動手段はひととおり予約できました。
- 日本からウズベキスタンまでのフライト
- ウズベキスタン国内でのフライト
- ウズベキスタン国内での鉄道
鉄道の予約ができたことで移動の時間帯も固まったので、次はホテルを取っていきます。